生命に関わる“がん検診”あなたは医療の質、医者の質で選んでいますか?なぜ検診が必要?

自覚症状が出た時点では、既にがんは大きく成長していて、治療が困難になります。婦人科がんでは毎年、全国で1万人以上の女性が死亡しています。
あなたの身近に国内外の学会で発表している先生はいますか?手術実績を開示している先生はいますか?
当、婦人科クリニックは、日本癌学会や、世界産婦人科学会など国内外のトップレベルの学会で婦人科がんの診断及び治療成績を発表している実績で婦人科がんの全てについて、
早期発見・早期治療を目指した医療を展開していきます。

婦人科がん検診に対する私の処方箋

40年余に亘って婦人科がん医療に携わり、進行がんの治療成績を日本癌学会や世界産婦人科学会等、
国内外のトップレベルの学会で発表してきた私の臨床経験を基に私見を述べたいと思います。

婦人科がんを部位別に列記すると、<外陰がん>・<膣がん>・<子宮頸がん>・<子宮体がん>・<子宮肉腫>・<卵巣がん>・<卵管がん>・<絨毛がん>・<他臓器からの転移がん>があります。そして、それぞれのがんには数種類の組織タイプがあるので、一般の人が考えている以上に婦人科がんには多数のがんがあります。これらのがんの初期の段階では全く自覚症状がなく、出血・痛み・掻痒等の何らかの自覚症状がみられたら、進行がんになっている症例もかなり見られます。

一方、日本人女性の婦人科がん検診の受診率は20%〜30%で、欧米での70%〜80%、と比較すると先進国中最も低く、しかも、我が国の医療機関における婦人科がん検診の内容や質にもばらつきがあります。このような状況で、今日年間1万人以上の女性が婦人科がんで死亡しているのが現状です。

幸いに婦人科がんは、がんのなかでも、比較的外部から観察し易い部位にあり、診療実績のある専門医のもとで、コルポスコープ・超音波・細胞診・組織診・腫瘍マーカー等の血液検査を駆使しながら、定期検診をうければ、早期発見・早期治療が可能であると考えています。全く自覚症状がなくても自分は婦人科がんとは無縁だと自己判断せずに、自分の命は自分で守るとの認識を新たにして、婦人科がん医療の診療実績のある専門医のもとで、定期的に検診を受けることをお勧めします。

がん検診
 どんな検査をするの?

生命に関わる検診では、診断技術の確かな医師による、超音波やコルポスコープを駆使した細胞診や組織診などの検査を受けることが重要です。

超音波(エコー)
*経腹エコー
腹部にゼリーを塗り、お腹の上から子宮や 卵巣の様子を観察します。
*経腟エコー
膣内から子宮や卵巣の様子を観察します。 経腹エコーより鮮明な画像診断が出来ます。
細胞診
子宮頸部および子宮内膜の細胞を採取して顕微鏡で調べます。

組織診
病変の正確な診断をつけるために組織を採取します。
腫瘍マーカー
診断困難な病変を見つけるために適宜検査します。
コルポスコープ
細胞診で正常と診断されるケースでも、既にがん化 に向けて遺伝子の異常がスタートしていることがあります。このような超初期の異常は、コルポスコープによる高い診断技術で見つけることが出来ます。

早期発見を目的とした当院での婦人科がん検診の間隔

①外陰がん、膣がん、子宮頸がん:
 コルポ診、細胞診、組織診等の所見によって判断します。
②子宮体がん:
 閉経前の女性→経膣超音波、細胞診、組織診等の所見で判断します。
 閉経後の女性→経膣超音波、細胞診、組織診等で異常がなくても、一年毎の検診を勧めます。

③卵巣がん、卵管がん:
 経膣超音波が正常でも、半年毎の検診を勧めます。
④子宮肉腫:
 経膣超音波、腫瘍マーカー値の所見によって判断します。

※来院時はマスク着用お願い致します。

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